sbi新生銀行はやばい?なぜ上場廃止、振込手数料が高い?!

sbi新生銀行

出典:SBI新生銀行

SBI新生銀行はユーザー評価が芳しくなく、倒産の危機にあるという一説をご存知でしょうか。

銀行の運営状況を知らずに利用して損をするなんてことは避けたいですよね。

そこで今回はSBI新生銀行がやばいと言われる裏側を調査しました。

本記事を読めば、SBI新生銀行を利用するメリットデメリットについて詳しく知ることができます。是非最後までお読みください。

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sbi新生銀行がやばいと言われる理由

①手数料の高さ

SBI新生銀行は、ネット銀行のため、手数料の高さが懸念されます。2023年の統計データによれば、SBI新生銀行の手数料平均は全体の1.5倍に上り、ユーザー負担が大きいことが示唆されています。

具体的な手数料比較を以下に述べます。

窓口での振込手数料 920円(口座を持っていない場合)529円(口座を持っている場合)
電話での振込手数料 事前登録先への振込214円、事前登録のない場合529円
インターネットでの振込手数料 当行本社宛振込無料、他行宛振込はステージに応じて一定回数無料、回数を超えるとステージに応じた手数料がかかります。(スタンダードは月1回のみ無料で2回目以降214円)
他行振込手数料
窓口での振込手数料
三菱UFJ銀行 窓口3万以下990円/回・3万以上990円/回
三井住友銀行 窓口3万以下605円/回・3万以上770円/回
みずほ銀行 窓口3万以下710円/回・3万以上880円/回
りそな銀行 窓口3万以下770円/回・3万以上770円/回

窓口での他銀行との手数料比較では、口座を持ってない場合は920円と高いです。

ネットでの振込手数料
三菱UFJ銀行 3万以下484円/回・3万以上660円/回
三井住友銀行 3万以下165円/回・3万以上330円/回
みずほ銀行 3万以下490円/回・3万以上660円/回
りそな銀行 3万以下 660円/回・3万以上605円/回
PayPay銀行 3万以下160円/回・3万以上160円/回
GMOあおぞらネット銀行 3万以下145円/回・3万以上145円/回
住信SBIネット銀行 3万以下 145円/回・3万以上145円/回
楽天銀行 3万以下150円/回・3万以上229円/回

ネットでの振込手数料は、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの都市銀行と比較し、ネット銀行は安い傾向にあります。

しかし、月一定の回数を超えると通常214円~かかってくるのは同じネット銀行内で比較しても高いといえます。

このような手数料の高さがユーザーの負担となっており、やばいと言われる理由の1つと考えられます。

しかし、手数料に関してSBI新生銀行はステイタスによる無料化や期間限定で無料化を行うなど顧客満足度を高める工夫をしています。これに対し、ユーザーからも良い反応がうかがえます。

コンビニで平日、休日関係なく手数料無料なので本当に有難いです。ネットバンキングも結構な回数他行への振り込みが無料なのでヤフオクによく利用しています。住宅ローン引き落としの銀行が以前コンビニで無料だったのですが、今有料になったので新生から無料で振り込みしています。登録があるので便利。ただ、ログインが自動でできないのがちょっと残念。(55才・女・専業主婦)

引用元:https://kuchiran.jp/money/more/m_netbank_shinsei.html

②ATM不足

ネット銀行における懸念は当社のATM数が少ないことによりカスタマーサービスの質が落ちるという点です。

利用可能なATMの数が他行に比べて少なく、これによりSBI新生銀行のユーザーは頻繁に他行ATMを利用せざるを得ません。

一般に、三井住友銀行やゆうちょ銀行、みずほ銀行など大手の銀行は自社の窓口・ATMを数多く持っています。

しかし、SBI新生銀行はネット銀行であり自社ATMを持っていません。

例えば、ゆうちょ銀行のATMは全国に3万1454台あります。比較してSBI新生銀行の自社ATMは2017年までに0台となりました。

SBI銀行の取引ができるATMは、セブン銀行ATM・イーネットATM(ファミマの中にある)・ローソン銀行ATM・イオン銀行ATM・PatSat・VIEW ALTTEです。

外部銀行ATMを通しての取引となり、取引に関するトラブルが生じてもその場で解決できないことが多いことがクレームにつながっていると考えられます。

大手コンビニATMで取引ができる点は素晴らしいですが、トラブル時の対応については見直しが必要そうです。

③サービスの遅れ

顧客からの問い合わせへの対応が鈍く、特にオンラインフォームからの返答に時間がかかるとの報告が多数寄せられています。2023年のカスタマーサポートの評価において低い評価を受けています。

チャットサポートを利用しました。きいている事に全く答えず、AIよりも役に立たない回答でした。これなら人を配置する意味はありません。ウェブサイトを読んで不明点があるから行ってるのに、もうすでに熟読済みのページをリンクされて終わりました。為替手数料や送金手数料で魅力があり使おうと思ったのですが、こんな対応する人しかいない銀行を使って送金をするのは怖いです。

引用元:https://minhyo.jp/shinsei-bank?page=2

SBI新生銀行はネット銀行であり、自社ATMがなく店舗数も32店舗と大幅に少ないため、トラブル時にすぐに相談できる場所がオンラインフォームや電話のみになります。すぐに解決したい悩みが多いと考えられる銀行ATMでの取引なだけに、解決に時間を要すのは致命的な欠陥であるといえます。

カスタマーサポートのスタッフが十分なトレーニングを受けていない可能性や問題解決のための手順が不明確である可能性が考えられます。

また、ATMで引き出しをしようと思ったができず、口座が知らない間に凍結していたなど、顧客が利用する際に必要な情報の開示が不十分であることも不満として挙げられています。

これらの要因が重なり、SBI新生銀行のカスタマーサービスの品質が低いとの評価が上がっています。

より迅速で的確な対応、サポートスタッフの十分なトレーニング、利用者向けの情報の充実が問題解決に必要な改善策といえるでしょう。

④ネットバンキングの使い勝手

ユーザーからのフィードバックによれば、SBI新生銀行のネットバンキングシステムは複雑で分かりにくいとの指摘が多く、これが不満の一因となっています。

昔、定期預金キャンペーンで口座を作り、他のネットバンキングのが使い安かったので放置してましたが金利が高いキャンペーンをしてたので久しぶりに使おうとおもったらものすごく使いにくい。と言うか他のネットバンキングが使いやすいから余計気になる。

引用元:https://minhyo.jp/shinsei-bank?page=4

まず、ユーザーインターフェースが複雑でわかりにくいため、新生銀行のネットバンキングを利用する際に操作が煩雑であると感じるユーザーが多いです。画面構成やメニューの配置がユーザーフレンドリーではなく、一部の機能が見つけにくいという指摘もあります。

また、システムの安定性に課題があるとの報告もあります。一部のユーザーは、ログイン時や取引中にシステムが不安定になり、接続障害やエラーが発生するとの不満を表明しています。

これが頻繁に起きると、利用者はストレスを感じ、ネットバンキングを利用する意欲が低下する可能性があります。さらに、ネットバンキングの機能拡充が遅れているとの指摘もあります。

他行と比較して新機能や改善が適用されるまでの時間がかかり、ユーザーエクスペリエンスの向上が遅れていると感じるユーザーも見受けられます。

これらの要因が重なり、SBI新生銀行のネットバンキングが使い勝手が悪いとの評価が広がっています。

改善が求められる点として、使いやすいインターフェースの提供、システムの安定性向上、迅速な機能拡充が挙げられます。

⑤セキュリティの懸念

インターネットバンキングのセキュリティに関する報告があり、不正アクセスや情報漏洩の懸念がユーザーの中で広がっており、信頼性の低下につながっていた事実が過去にありました。

ユーザーアカウントに対する二要素認証が不足しており、パスワードだけでの認証が主体となっていました。二要素認証はセキュリティを向上させる重要な手段であるため、その実装が不十分と指摘を受けていたのです。

こうした脆弱なセキュリティによるネットバンキングを利用する人への辛辣な意見も寄せられていました。セキュリティに関する十分な教育や情報提供が行われていないという意見です。

ユーザーが十分にセキュリティ意識を持ち、安全な取引ができるような環境を提供することが求められてきたのです。

これらの要因が重なり、SBI新生銀行のセキュリティ面が不十分であるとの不安が指摘されていました。この事態を受け、SBI新生銀行は2022年4月22日、セキュリティ強化の取り組みの一環で、出金時のに二要素認証サービスを導入しました。

現在では、200万円を超える出金指示をした場合、「二要素認証サービスの設定が必要です」と表示されるように変更され、パスワード以外にSMSや電話での認証が必要となりました。

ユーザーのセキュリティ意識へも影響を与える取り組みといえます。

⑥口座開設難易度

SBI新生銀行の口座開設におけるクレームは多く見受けられます。

数少ない支店で口座開設手続きをしました。
当然、普通の銀行に必要な書類は揃えています。
まず、口座開設手続きに2時間は覚悟しないとダメです。
行員のやる気は全く感じられなかった。

引用元:https://minhyo.jp/shinsei-bank?page=4

そもそも、ネット銀行の口座開設における審査のプロセスは厳格であり、必要な書類の提出や本人確認が他の銀行よりも複雑とされています。これにより、口座開設までの手続きが他行と比較して煩雑に感じられることがあります。

また、新生銀行は他行と提携しているATMを利用しての出金や預け入れが主な手段であり、これに伴い他行との取引も多くなります。

そのため、他行でのATM手数料や提携銀行の口座を開設する手間も考慮する必要があり、利便性を求める顧客にとっては一手間かかる要因となります。

さらに、新生銀行の口座はネット銀行特有のセキュリティ審査があるため、審査結果が返ってくるまでの期間が他行よりも長いとの声も挙がっています。これが口座開設までの時間を延ばしている一因となります。

総じて、口座開設難易度が高いとされるSBI新生銀行では、利用者が手続きの複雑さや時間を考慮し、口座開設を検討する必要があります。

⑦営業電話による懸念

口座の開設などSBI新生銀行での取引を行うと営業の電話がかかってくることがあるようです。

動画で収入を得始めてからSBI新生銀行を開設したんだけどやめようかしら。数ヶ月ごとに投資の営業電話がくるので面倒。他の銀行でもこんなしつこいのかな?口座の残り具合にもよると思うけど。

引用元:https://twitter.com/cakari14/status/1694246271949906163?s=20

一部のユーザーは頻繁に営業電話がかかってくることについて、プライバシーの侵害を懸念しているようです。

このような懸念は、信頼性の低下やサービスに対する不安感につながり、顧客満足度の低下に繋がる可能性があります。

銀行はこれらの懸念に対応し、より透明性のあるコミュニケーションやセキュリティ対策の向上を通じてユーザーの信頼を確立することが求められています。

⑧過去に個人情報の流出が懸念された

過去に、個人情報の流出が懸念されるような、SBI新生銀行を装ったフィッシングサイトが発見されました。

フィッシングサイトに引っかかると個人情報や口座情報が盗まれる危険性があり、ユーザーにとって大きな不安材料となります。

ユーザーは自身の情報が不正アクセスや詐欺に晒される可能性を心配し、信頼性の低下を感じたことでしょう。銀行を選ぶユーザーはセキュリティが確保されているかどうかを重視しています。

信頼できる金融機関を選ぶ傾向があり、信頼が揺らぐと利用を辞める人が続出します。

SBI新生銀行はこれに対処するために、自社サイトでフィッシングサイトへ注意するよう呼びかけを行い、セキュリティの強化に努めました。

⑨差別といえる情報制限があった

取引に必要な情報を教えてもらえなかったことがあったようです。

電話での外貨売買取引をしているが、重要な情報を送ってもらえなかった。
確認したら、なんと、『この情報は直近の取引金額が高額なお客様にのみメールで送らせて頂いた』とのこと。
口座残高により優遇金利があるとか、手数料優遇は理解出来るが、『取引限度額の制限時間が変更』という情報を何故、取引全参加者に教えてくれないのか?
この情報を全員に知られたくなかったのか?
一部の高額取引客にだけ知らせて、取引を有利にさせたかったのか?

引用元:https://minhyo.jp/shinsei-bank?page=8

SBI新生銀行が特定の高額取引客に対してのみ取引情報を提供しているという事例は、透明性と平等性に関する懸念を引き起こします。

口座残高による優遇金利や手数料優遇は一般的な取引条件の一環であり、顧客に対する公平性が求められます。

「取引限度額の制限時間が変更」という情報は、全参加者にとって重要な情報であるべきです。特定の高額取引客だけに情報を提供することは、他の取引参加者に対して不平等を生む可能性があります。

SBI新生銀行は、全ての顧客に対して公平で透明性のあるサービス提供が求められます。

取引条件や制限時間の変更に関する情報は、公平な金融環境を維持し、全ての取引参加者にとって理解可能であるべきです。

このような事例が続くと、顧客の信頼を損なう可能性があり、銀行は顧客への適切な情報提供とコミュニケーションの重要性を再確認する必要があります。

⑩運営安定性の不透明性

過去経営破綻した旧長銀・日本長期信用銀行を前身にもつこと、株式上場が廃止になったことを受け、SBI新生銀行はやばい(経営破綻する)のでは?と懸念されています。

新生銀行は将来の展望や事業計画について詳細な情報を提供していません。SBI新生銀行には3,500億の借金がありますが、具体的な返済の目途について提示されていません。

2025年の6月末に返済の方針について合意するという内容の曖昧な回答のみです。

これが投資家や取引先にとって、銀行の長期的なビジョンや成長戦略が見えにくく、業績やリスクの評価が難しくなっている要因です。

SBI新生銀行の財務状況や将来展望についての情報が不透明であり、これがユーザーの中で信頼の低下を招いています。

しかし、SBI新生銀行は親会社となるSBIホールディングスのもとで経営再建を行っており、上場廃止もこの一環と考えてよさそうです。

上場廃止をしなければ借金を返せないという判断のもと健全な経営を行っていく内容をSBIホールディングスが表明しています。

SBIホールディングスによる上場廃止についての説明動画

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sbi新生銀行はやばい?まとめ

SBI新生銀行に対する利用者の懸念は、手数料高、ATM不足、サービス不備、セキュリティ懸念、経営状況の懸念などが挙げられます。

一方で、オンライン取引の専門性やSBIグループのサポートが強みとなっていることも分かりました。

また、セキュリティに関してはユーザーの声を反映し迅速に改善を行うなど今後のサービス改善についても期待できる姿勢です。

これまでSBI新生銀行の「やばい」といわれる理由について調査してきましたが、オンライン手続きの利便性や口座開設の簡便性がメリットであり、ユーザーはネットバンキングの理解と提携ATMの活用により利便性を高めることができると考えます。