さわやか信用金庫がやばいと言われる7の理由

さわやか信用金庫

出典:さわやか信用金庫 – 東京都心部を基盤とする信用金庫 –

さわやか信用金庫をご存じでしょうか。東京都を拠点にした信用金庫です。

このさわやか信用金庫の職員による相次ぐ不祥事などを理由に、やばいという評判が広がっているようです。その噂について迫っていきます。

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さわやか信用金庫がやばいと言われる理由

①不祥事が多い

まず、職員による不祥事が多いことが「やばい?」と評される原因のひとつでしょう。

順番にみていきます。

2008年~2011年 さわやか信用金庫 美原支店で1,920万円の着服

これは、当時50歳代の職員が顧客から預かった定期積金の1,920万円を入金せず、着服したとのこと。そのお金は生活資金や遊ぶお金にあてていたということです。処分は懲戒解雇を受けています。

なんと、事件発覚まで3年もかかっています。その間のお金のチェックはどうなっていたんだろう?と疑問に思わずにいられません。金融機関は信用が第一です。これは、預けるのが怖くなります。

2008年~ 顧客の定期預金無断解約

2011年、さわやか信用金庫 日比谷支店で当時47歳の職員が、顧客の定期預金を無断解約し約2,600万円を騙し取ったということで逮捕されています。

顧客女性2人の定期預金について偽の振込依頼書などを同支店に提出し、計2,600万円を自分の口座に振り込ませていたとのこと。ずいぶん悪質です。

その前にもこの職員は2008年~2011年に、同じく顧客の預金を無断で解約して計約4,700万円を騙し取っていたらしく、同時に発覚しています。どれだけ着服していたのか…。騙し取ったお金の一部は遊興費に充てていたらしいです。ひどいですね。

2010年~2012年 さわやか信用金庫 調布支店で3,100万円の着服

当時55歳の調布支店課長が、8顧客から預かった預金用の金から一部を自分の財布に収めていたという不祥事が起こりました。計3,100万円もの金を着服したとして、こちらも懲戒解雇処分となっています。

こちらの事件も、2年間は明るみに出なかったことが不思議です。しかも顧客からの指摘で発覚したとのことで、内部の管理体制の杜撰さを批判されても仕方ないでしょう。そしてこちらの事件は懲戒解雇となってから公表されるのも遅く、そこに疑念を抱いた人もいるようです。

2021年 顧客口座から6,000万円着服

さわやか信用金庫 牛込支店の31歳の職員が、顧客の口座から勝手に預金を引き出すなどで6,000万円ほど着服していたことが判明し、懲戒解雇処分となりました。

なんと、約5年間にわたって顧客9人の口座から預金を無断で引き出したり定期預金を勝手に解約したりしていたそう。そのお金は、遊興費や生活費に充てていたとのこと。しかも、オンラインゲームなどにも使っていたようで、本当に、人のお金で遊ばないでほしいです。

こちらの事件もまた、顧客からの「覚えのない引出しがある」という指摘から判明したということで、またもや内部管理への疑念を強める事件となっています。

なんだか、事件が多いと思うのは筆者だけでしょうか。とりあえずチェック体制全般に不信感がわいてきますね。これらの事件を踏まえて徹底的にフローを見直した、管理体制を強化した、という事実があればいいのですが、変わらずに最近も起こっていることに不安を感じてしまいました。

②さわやか信用金庫の職員を騙った詐欺が発生している

さわやか信用金庫の職員を騙った詐欺が発生しているとのことです。ホームページ内の【重要なお知らせ】欄で発信されていました。

さわやか信用金庫の職員と名乗る人物が、自宅を訪問して預金の勧誘をした事例や、キャッシュカードを預かり暗証番号を聞き出すなどの事件が発生したとのこと。

もしかして、このような事件もさわやか信用金庫がやばいと噂される原因のひとつとなってしまっているかもしれないです。

自宅に来るのはこわいですね。まず、直接暗証番号を聞かれるということはないと思うので疑ってかかるに越したことはありません。

③給料が安い?

さわやか信用金庫の社員の方の口コミを見ると、とにかく【給料が安い】ということを一番の不満としている人が多い印象でした。

『給料が安くモチベーションにつながらない』
『家賃補助もなく昇給もわずかで、一人で暮らしていけない』

というのは少し悲しいですね。

そもそも銀行と信用金庫の平均給与の違いもあります。令和3年賃金構造基本統計調査によると、月額で約7万8,000円ほど銀行の方が高いとのこと。

金融機関というのは人のお金を扱うというストレス度の高そうな仕事であると、筆者は常々思っています。労働に見合うお給料を払ってあげてほしいです。

④合併を繰り返し過ぎている

さわやか信用金庫の歴史は合併の歴史と言ってもいいでしょう。そのくらい、統合・改組を繰り返しています。

この【さわやか信用金庫】という名前になったのは2002年です。最終的にはふたつの信用金庫が合併して誕生しましたが、そこに至るまでにさまざまな組織改正や吸収合併を経ています。

そのことについて社員は、『統合されてきた会社なので、縦割りなところが目立つ』と感じているようです。出身によって派閥があったり、考えがちがうということもありそうです。

会社内の派閥はある程度は仕方ないかもしれないですが、デメリットが多いと言えるでしょう。社内の意見が合わなかったり、権力争いがあったりと無駄な対立が生まれてしまいます。仕事にも影響が出てくるでしょう。

⑤名前がやばい?

さわやか信用金庫という名前に少しふざけた印象を持つ方もいるかもしれません。

ですが昨今、金融業界にもキラキラネームが定着してきたと言えるでしょう。さわやか信用金庫は2002年生まれなので、その走りと言ってもいいかもしれません。

トマト銀行やきらやか銀行など、どこも最初は「なんだろう?」と思うけど案外すぐ慣れてしまいますよね。

⑥企業の成長意識が低い?

社員の方の口コミで、『成長に向けたモチベーションが低い』というものが多く見られました。

ほかにも『企業体制が驚くほど古い』『支店長が変わると違う店になってしまう』という口コミがありましたが、そういった要因でモチベーションが低くなってしまうのではないかと感じます。

企業体制が古く意見や提案を聞き入れてもらえず、今までと同じことが良しとされれば成長を望んでも仕方ない、という気持ちになりますし、支店長次第となれば積み上げてきたものが無駄になってしまうこともあるでしょう。

『若手育成をしないと未来がないという危機感はあるが、育成する前に辞めてしまう』というものもありました。なんとか、若い人が担っていきたくなるような雰囲気に変えていく必要を感じます。

ただ、ライフ・ワーク・バランスの点では『プライベートの時間が確保できる』『残業がない』など、若手の選びたくなるようなポイントも数多くありました。そこをアピールして、人材獲得、育成をしないとこれからどんどん人手不足が加速してしまうのではないかと心配です。

⑦業績が不調?

さわやか信用金庫の業績が不調なことも、不安の材料となっているかもしれません。海外金利の急な上昇に伴う運用管理の変化を理由とし、収益が前年同期比で減収となっています。

2023年度の上期期末残高は、2023年の3月末と比べ預金が60億円も減少しているという報告があります。

しかしこれはさわやか信用金庫に限ったことではないようです。

日銀によると、2023年9月の信用金庫の預金増加率は20年ぶりに低水準となったとのこと。つまり預金の伸びが鈍っているらしいのです。信金全体の低調なムードも、不安要素のひとつかもしれません。

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さわやか信用金庫はやばい?まとめ

不祥事の多さは、確かにやばいかもしれないと感じました。昔のことばかりかと思いきや、最近も起こっていることに、管理体制は改善していないのかな?と疑ってしまいます。

ただ、いいニュースも見つけました。さわやか信用金庫羽田職員の方が、ニセ電話詐欺による振り込みを止めたというものです。この方はなんと顧客6人もの預金を守ったとのこと。

これは、騙されてしまいそうになっている人を窓口で見抜くという細やかな対応から生まれています。

お客さまがいつもと違う、それを感じて丁寧に情報を聞き出し、詐欺を未然に防ぐ。これは地域密着型の金融機関の強みともつながっています。

実際、社員の口コミによるさわやか信用金庫の強みとしても、『顧客と親密な関係を築く中で個別の提案営業ができる』『都心を中心に強い基盤を持ち、その中で強いネットワークを持っている』などがあげられています。

もうひとつ、さわやか信用金庫には【野球が強い】という特色もあります。なんとさわやか信用金庫の野球部は、2023年の第72回東京都信用金庫野球大会1部で優勝しています!

これも地域密着という強みを裏付けていると思います。応援の輪が生まれ、注目する人も多くなるでしょう。少子高齢化という課題はありますが、強みを生かしてこれからも丁寧な接客を続けてほしいと感じました。