メモリードがやばいと言われる7の理由

メモリード

出典:【公式】メモリード

メモリードグループは、九州と関東を中心に活動する冠婚葬祭業の業界大手です。同グループの冠婚葬祭プランをお得に利用するためには、互助会の会員である必要があります。

しかし、この互助会に関しては様々な意見が見受けられます。

その意見の中にはメモリードの互助会は「やばい」という声も多く挙げられています。

そこで、今回はメモリードグループ及びその互助会について、「やばい」と言われる理由を深掘りし、「実際に何が問題視されているのか」「どのような批判や懸念が存在するのか」を詳しく探求します。

これからメモリードで葬儀を考えている方やメモリードの互助会に入会を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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互助会とはなに?

メモリードグループが「やばい」と言われる理由のひとつに「互助会」の存在があります。

互助会とは、主に冠婚葬祭の費用に備えるために毎月一定額を積み立てる組織のことです。互助会は共済や保険と似ていますが、積み立てた金額を現金ではなく、契約したサービスとして受け取る点で異なります。

このような仕組みによって、利用者は冠婚葬祭という予期しない大きな出費に対して、事前に少しずつ費用を積み立てることで、経済的な負担を分散させることができます。

しかし、互助会にはいくつかのデメリットも存在します。

たとえば、解約時には手数料が発生することがあり、これが経済的な損失をもたらす可能性があります。

また、メモリードが倒産すると、積立てた金額の全額を取り戻すことができない可能性があり、最悪の場合、積立金の半分しか返金されないリスクがあります。

このようなリスクは、利用者にとって大きな懸念材料となります。

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メモリードがやばいと言われる理由

やばい理由①互助会の解約に手数料がかかる

互助会の解約するためには公式ウェブサイトにも明記されているように、解約手数料が必要です。

参考:よくある質問 | 【公式】メモリード

互助会の解約手数料の目安は積立額の約2割と高額で、解約に関するトラブルも発生しています。

たとえば、2013年に群馬県前橋市の男性が互助会を解約した時のケースでは、積立金額が100万円の時点で解約を決断しましたが、その際に22万円もの解約手数料が発生し、結果的には78万円のみが返金されました。

参考:メモリードの互助会積立の解約(2013年、前橋市)|葬儀社の選び方

解約時に積立金の約2割という高額な解約手数料が必要という事実は、利用者にとっては受け入れがたい事です。

そのため、利用を考えている方々からメモリードの互助会は「やばい」という評価がされているのではないかと考えられます。

やばい理由②互助会に積立てたお金だけでは葬儀ができない場合がある

互助会は葬儀費用を前もって計画的に準備する便利な手段として認識されています。

しかし、実際には、契約したプラン内で提供されるサービスや商品だけでは、故人や遺族が望む葬儀の実現が困難であることがしばしばあります。

これは、互助会契約時に選択できる基本プランが多彩ではないためです。故人や遺族が望む葬儀を実現するためには、特定のオプション品やカスタマイズされたサービスを追加する必要があります。

希望の葬儀を行うためには積立金の他に追加料金が必要という現実に互助会の加入者が直面すると、互助会に対する不信感を生み出します。

この不信感がメモリードは「やばい」という評価の一因に繋がっている可能性があります。

やばい理由③メモリードが倒産した時に積立金の2分の1しか保証されない。

互助会は、経済産業省の管理下にあり、メモリードが倒産した場合に加入者が大きな損失を被ることがないように設計されています。

具体的には、積立金の2分の1が供託されることで、一定レベルの保証が提供されています。

参考:互助会 | 【公式】メモリード

このような仕組みは、互助会加入者にとって、一見安心材料に思えるかもしれません。しかし、この保証制度の仕組みには懸念点があります。

それは、供託される積立金が2分の1であるということは、メモリードが倒産した場合に、加入者が積立てた金額の2分の1しか保証されないことを意味します。

これは、供託されていない残りの2分の1の積立金が返金されない可能性があるということです。

銀行の普通預金と比較した場合、日本の普通預金は、預金保険制度によって最大1000万円までの預金が保証されています。この比較を考慮すると、互助会の保証制度が提供する安全性は、銀行預金に比べて著しく低いことが明らかになります。

経済状況の変化や経営判断の誤りなどによって、メモリードが倒産する可能性はあります。

メモリードが倒産した時に、積立金の2分の1を失う可能性がある互助会の保証制度は、銀行で普通預金を貯金するよりも「やばい」と言えます。

やばい理由④積立金は利息がつかない

互助会に積立てられたお金に利息がつかないという事実は、メモリードの公式ホームページに記載があります。

参考:よくある質問 | 【公式】メモリード

互助会は「解約するためには手数料が必要」で「会社が倒産した場合は積立金の2分の1しか保証されていない」というリスクがあり、その点を考慮すると互助会に積立を行うことはハイリスクローリターンと言えます。

銀行の普通預金は現在の金利が非常に低い状況であっても、0.001%の利息がつくことで、時間が経過するにつれて資産はわずかながら増加します。

そういった事実が、資産の増加がなく、大きなリスクを抱えている互助会の「やばい」という評価に繋がっていると推定します。

やばい理由⑤会員特別料金よりもお得な他社サービスがある。

互助会のメリットの一つとされている会員特別料金は、基本的にはメモリードが提供する葬儀の一般価格よりも割安にサービスを提供することを意味しています。

しかし、近年、インターネットを活用したビジネスモデルを採用する葬儀社が増加しており、これらの企業は従来の葬儀社よりも格安でサービスを提供しています。

これらのネット葬儀社は、店舗を持たないオンラインでのビジネスモデルを通じて、運営コストの削減を行い、その結果として提供される葬儀サービスの価格を大幅に下げることを可能としています。

インターネットで集客を行う葬儀社が増えてきたことにより、互助会のメリットの会員特別料金よりも安いサービスが市場に増えました。その結果、互助会の優位性が失われてしまいました。

メモリードの会員特別料金よりも安いサービスが市場に増えたことで、多くのデメリットを抱えているメモリードの互助会に対して「やばい」という評価がされているのだと推定します。

やばい理由⑥経営状況がやばい

積立金の2分の1しか返金されない可能性がある互助会を柱としているメモリードにとって、企業の経営が安定していることは非常に重要です。

メモリードの近年の経営状況を確認したところ、2020年とその翌年に新型コロナウイルスの影響で2年間連続の赤字をだしています。

2022年度からは黒字に転換したものの積立金の保証が手薄なことを考えると常に経営状況を注視していく必要があります。

参考:メモリードグループの業績・歴史まとめ|冠婚葬祭互助会大手の財務状況を解説 | 葬研(そうけん)

経営の黒字転換はしているものの、新型コロナウイルスの影響や他社から安い有力なプランが出ている中で経営状態について不安がないかと言えば嘘になります。

こういった点を踏まえてメモリードは「やばい」という評価をされている可能性があります。

やばい理由⑦口コミがやばい

実際にメモリードを利用した方の口コミはスタッフの対応は『電話対応の方を含めスタッフの対応は本当に素晴らしく大満足でした』や『スタッフの皆様のあたたかい気遣い、心づかいでとても素敵な葬儀になりました。』など高評価が多い印象です。

しかし、葬儀費用に関しては『葬儀費用見積もりより一割高く請求額出されて胃が痛くて早く目が覚めた』や葬儀費用について『少し高いと思いました。スタッフが多いと思いました。』など葬儀費用が高かったという口コミが多くありました。

葬儀費用について思っていたよりも高額だと感じた方から「やばい」と評価されている可能性があります。

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メモリードはやばい?まとめ

メモリードグループとその互助会についてなぜ「やばい」のかをご紹介させて頂きました。

互助会の仕組みは主要都市のほとんどが焼け野原になった第二次世界大戦後すぐです。戦後すぐは葬儀を行うためにすぐにお金を用意することができない状況で冠婚葬祭を行うために生まれました。そういった背景の中で互助会という仕組みは必要でした。

しかし、時代は変わり葬儀の方法や家族構成が変わってきている中で互助会の仕組みが時代に合っていない仕組みになっていると感じています。

メモリードは口コミで「スタッフの対応が親切である」という好意的な意見を多く目にします。そういった意見を考えるとメモリードはお客様へ寄り添った経営をしているのだと感じます。

私はメモリードが「やばい」理由は、互助会の仕組みが時代とズレているところにあると考えています。

互助会の仕組みの時代とのズレを修正してメモリードの「スタッフが親切」といった顧客に寄り添う企業姿勢が組み合わさればより良いサービスに繋がると思います。