出典:グリーンコープ
皆さんは、「グリーンコープ」をご存知だろうか?
グリーンコープとは、1988年に設立された、16の生協と、約43万人の組合員からなる、西日本を中心に展開するグループである。
組合員が主役となって、安心・安全な商品の開発や、心豊かな暮らしを実現するための平和・環境・福祉・子育て・その他の支援等の様々な事業と活動を行っているそうだ。
今回は、「グリーンコープはヤバい」とささやかれている現状を調べてみた。
グリーンコープがやばいと言われる理由
出資金が高い?
まずは、費用面から。
グリーンコープは、営利団体ではないので、組合員自らが出資金を出し、商品を購入しながら、自分たちで運営もする組織である。
ホームページによると、初回の出資金が1,000円~3,000円。その後エリアによって異なるが、毎月、1口100円~1,000円の増資が必要とのこと。
他のコープに比べて、安心・安全にこだわっているため若干割高という声や、毎月の増資が、任意のコープもあるが、グリーンコープは必須という点で、その分高いというイメージがあるのようだ。
もちろん、脱退した場合は出資金は返ってくる。
コスパへの考え方で感じ方は違ってくるだろう。
配達手数料が高い?
こちらもエリアによって異なるが、「個配」の手数料が440円~880円(税込)である。
ペアでの配達や、近所とまとめての配達、また、月に30,000円~50,000円の利用で無料となり、妊婦や0歳児のいる家庭では、申し込みから1年間は無料になるそうだ。
配達には経費がかかるため、それを商品価格に添加するのではなく、手数料として徴収しているとのこと。
ネットスーパーの配送料の相場が300円~500円ということを加味すると、出資している組合員へのサービスとしては、高い感じが否めない。
商品単価が高い?
これは、事実のようで、市販のものの約1.5倍以上の価格らしい。
ただ、高品質のものも多く、スーパーよりは高いが、デパートや通販よりも安い商品もあるようだ。
こちらにも安心・安全という付加価値が反映されているのであろう。
不適正表示商品があった
2023年6月、グリーンコープブランド商品2807品目の原材料表示点検を行った結果、11品目の不適正表示商品が見つかったそうだ。
原材料の表示が正しい順番ではなかったり、一部の原材料が表示されていなかったとのこと。
今回は、不適正表示商品の中にアレルギー物質の表示漏れはなかったとのことだが、厳しい目で見ると、安心・安全を強く掲げている団体ならばあってはならないことではないだろうか。
アレルギーのある消費者にとっては命に係わることなのだから、これまでの信頼が揺らぎかねない一件である。
宗教と関わりがある?
グリーンコープが、「共産党と関わりがある」「宗教的な側面がある」というのはSNSでも度々話題になっているが、確証はなかった。
ただ、そう噂される理由として、歴史的背景や基本の理念、平和への取り組み等で類似する点があったり、一部「グリーンコープのものしか食べない!」というような熱狂的なファンがおり、洗脳されているようなイメージがあることが挙げられる。
営業がしつこい?
とホームページに明記されているが、毎週の利用を勧められることもあるらしい。
また、お中元やお歳暮の時期の営業がしつこく、それを理由に脱退した組合員もいるとのこと。
グリーンコープの性質上、ある程度の営業は致し方ないが、限度があるだろう。
配達員の態度が良くない?
グリーンコープの配達員は、時給も高めであることから、パートやアルバイトも多い。
そのため、グリーンコープの知識がなく、意識が低かったり、態度の良くない配達員もいるようだ。
グリーンコープの口コミ
グリーンコープ高いよね
営業の男性が家に来られて注文の書類を渡しました。すると、私が頼んだ商品を、ファイルから出して、読み上げられたのです。〜を頼んだんですね〜。って。凄くそれが気持ち悪くて。
グリーンコープさんの夏のお中元の売り込みがしつこい(-_-)担当が切実困っているのは分かるが欲しいものが無いのだから仕方ない。
グリーンコープ会員だったママ友たちが、相次いで退会。経済的に難しくなった、ていう理由に加え、この時期の御中元攻撃にうんざりしたって声も
今のグリーンコープの配達員、イマイチ態度良くないんだよなー。
グリーンコープに再加入して,久しぶりにいろんな食材買ってきて食べたんだけど,美味い。ちょっと値段高い面もあるけど,安全安心だし,味も一味違う
グリーンコープさいこ
グリーンコープの醤油。おいしい。
グリーンコープって、マジで高くて不味い。安全安心だって?どうだか…
商品の価格に対して、高いという声も多くあったが、逆に価格に見合ったおいしさという声や、残留放射能検査を行っている点でも安心といった好意的な声も見受けられた。
まとめ
グリーンコープは消費生活協同組合であるので、スーパーマーケットとは違い、利用するには出資金が必要である。
また、安心・安全の追求のため商品単価も割高である。この点で「費用がかさむ」と一見マイナスのイメージを持ちかねない。
ただ、仕組みを理解して納得の上利用し、少々高くても安全なものを求めている消費者からすれば便利な団体ではないだろうか。
選ぶのは自身であり、価値観もそれぞれである。