キャル株式会社(IT人材派遣会社)がやばいと言われる10の理由

キャル株式会社

出典:キャル株式会社

キャル株式会社はエンジニアの派遣・紹介業を中心とした企業です。

今の時代、IT業界は需要が多く転職市場でも大変人気ですよね。

しかし、ITを扱う企業の中には、「激務」「給与が安い」といったブラック企業が存在するのも事実ですよ。そこで今回はキャル株式会社がやばいといわれる理由について調査しました。

ブラック企業に入社することがないよう、キャル株式会社の実情について是非チェックしておきましょう。

スポンサーリンク

キャル株式会社(IT人材派遣会社)がやばいと言われる理由

①過度の労働量

ITプロジェクトはしばしば締め切りが厳しく、長時間労働が必要になることがあります。

派遣会社は、クライアントの要求に応えるために、働く時間を増やすことを要求する可能性があります。

実際にキャル株式会社に勤めた経験のある方の口コミを見ても、過度の労働量がうかがえます。

平気で10~12時まで残業が当たり前の風潮にある点に関しては少しおかしいと感じている。在籍3年未満 正社員

23時まで残ることもあるが、22時以降は深夜手当発生してしまうため、その前に退勤打刻しておかなければならない。入社1か月目で残業時間35時間ほどはあったと思う。退職済み 正社員 女性

クライアントの要求に応えるため、採算度外視で労働をしなければならないケースも存在しているようですね。

②安定しない雇用

派遣労働者は常にプロジェクトごとに雇用され、プロジェクト終了後に再配置されることがあります。

これにより、雇用の安定性が低くなる傾向にあります。派遣会社の規模や取引先の規模によっては案件が安定して貰えないといった事態もあるようです。

その点、キャル株式会社は比較的大手企業との取引があります。

主要取引先

官公庁
国土交通省(都市・地域整備局、関東地方整備局、北陸地方整備局、中部地方整備局、近畿地方整備局)、総務省、経済産業省、厚生労働省、日本郵政、財団法人(日本気象協会、建築物価調査会)、自治体(東京、大阪府、京都府、京都府下20市町村)、市立札幌病院

民間企業
KDDI株式会社、日本電気株式会社、NECソリューションイノベータ株式会社、株式会社日立システムズ、パナソニック株式会社、富士通株式会社、京セラコミュニケーションシステム株式会社、三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社、横河電機株式会社、都築電気株式会社、株式会社オプテージ、日産車体コンピュータサービス株式会社、株式会社インターネットイニシアティブ、スミセイ情報システム株式会社、株式会社マキタ、NTTテクノクロス株式会社、Sky株式会社、富士ソフト株式会社、ミネベアミツミ株式会社、NECネッツエスアイ株式会社、株式会社トヨタシステムズ、株式会社DNPエル・エス・アイ・デザイン、東芝情報システム株式会社、株式会社久原本家グループ本社、株式会社SUMCO、日鉄エンジニアリング株式会社、日鉄テックスエンジ株式会社、日鉄ソリューションズ株式会社、東芝ITサービス株式会社、ミツイワ株式会社(順不同・敬称略)

引用元:会社案内 | キャル株式会社

口コミをみても、案件に困ることはなさそうです。

前職では、中小企業のWeb系システムを請け負う企業に勤めておりました。主に社内の受託開発に従事していたのですが、お付き合いのあるユーザー様も限られており、業務が途切れることに非常に不安を感じておりました。当社に入社して以来、いまだ1日たりとも途切れたことはありません。これも若手中心の営業社員が炎天下の中外回りをして多くのお客様との関係を築いている賜物だと思っております。 正社員 ITエンジニア

キャル株式会社は営業力のある会社なので、取引先への営業力・案件取得率は高い会社だと考えられます。

③給与の不安定性

キャル株式会社のようなIT人材派遣会社の給与は、プロジェクトの需要やクライアントの要件変更によって変動しやすいです。

プロジェクトの終了やクライアントからの契約更新がない場合、一定期間の収入が保証されないため、安定した収入を確保することが難しくなります。

また、技術スキルや経験に応じて給与が変動することもあり、新しい技術やツールの習得に追われる中で収入の安定性が脅かされることもあります。

そのため、給与や待遇が業績・評価に左右されてしまい、不安定になる傾向にあります。

実際にキャル株式会社で働く人からも実力主義であると情報が寄せられており、給与の不安定性がうかがえます。実力がないうちは現場からの評価も低く、仕事も選べないでしょう。

賞与は業績の良かった時に忖度程度でほぼない。社員によって貰える人貰えない人がいるようです。在籍3~5年 正社員

④スキルの浸食

IT業界では、常に新しい技術やツールの導入が進んでいるため、キャル株式会社からの常駐先でもプロジェクトの要件に応じて様々なスキルが求められることが考えられます。

しかし、プロジェクトごとに異なる技術やツールに対応するため、派遣されるIT人材は幅広いスキルを持たなければなりません。その結果、専門性や深い知識が侵食される可能性が考えられます。

また、短期間でプロジェクトが変わることもあるため、十分な専門知識を維持することが難しくなります。

これにより、IT人材は幅広い領域で浅い知識しか身に付けられず、深い専門知識を持つことが難しくなります。

キャル株式会社でも、人材派遣会社ならではの専門スキルの付けづらさが懸念されている声があがっているようですよ。

あくまで人材派遣会社なので、スキルを積んでキャリアップしていくのは難しく感じました。他の企業からエンジニアとして活躍していたが、何かの理由で辞めて、フリーランサーの感じとかで入社する人には合うかもしれませんが、ここで新人として成長していくのは無理そうです。

資格取得手当はないので、自己学習する気にならない。研修も特にない、現場にまかせっきりで自社は特になにもしない。キャリア開発は不可能、日々の業務に追われるのが大抵なので現場で余程の功績を残さない限りは、若手が上にあがっていくこともない。

⑤ベネフィットの不足

大企業では福利厚生が充実しており、福利厚生の充実は正社員採用での離職率の低下にも影響しています。

しかし、キャル株式会社は人の入れ替わりは激しい企業のようで、福利厚生は不足している可能性が考えられます。

福利厚生:社員寮以外にはいいところを感じられなかった。正社員

口コミからも、キャル株式会社では、社員寮があるくらいで目立った福利厚生はないようです。

また、契約社員となると正社員と比較してさらにベネフィットは不足します。派遣社員は契約期間やプロジェクトの終了によって雇用が変動するため、厚生年金や健康保険などの福利厚生の一部が正規雇用者よりも劣ることがあります。

また、長期のキャリアプランニングや研修制度の提供が限られている場合もあり、キャリアの安定性や成長の機会に対する不安が生じることも考えられます。

実際にキャル株式会社の契約社員からも手当の薄さを不満とする声がきかれています。

基本的な通勤・固定残業時間外手当は出るが住宅手当や資格等による手当はなかった

⑥キャリアの成長の制約

派遣労働者は通常、プロジェクトの一部として働くため、キャリアの成長に制約があります。常に現場での評価となり、評価軸が曖昧になりやすいことも考えられます。

また、IT業界は忙しく人材育成に力を入れられない環境にあると考えられます。新人がキャリアアップを図っていくにはキャリアラダーなど手厚い指導が必要になりますが、なかなか難しい環境にあるといえます。

キャル株式会社でも、キャリア育成については限界があるようです。

昇給もなく、レベルの低い社内イーラーニングなどを考えれば、マージン率39%は競合他社に対する弱みになるのでは?派遣要員をかき集めているようだが、要員が増えれば魅力のなさ(昇給なし、賞与なし)が知られるようになり、今後の規模の拡大は難しいのではないかと思う。在籍21年以上 契約社員

昇給は1年間なかった。職能手当が増えたけど基本給はそのまま。短期で退職したので昇給のタイミングは不明。賞与はもらったが定期的ではないらしい。現場でがんばれば給料に反映させてくれるが、どれくらい頑張ればとの基準はエンジニアには分かりにくい。評価方法も不明。現場の口コミに依存しているかもしれない。

評価を得て昇進したいと考えるなら、IT人材派遣会社では難しいかもしれませんね。

⑦職場文化の不一致

異なるプロジェクトやクライアントに派遣されるため、派遣労働者は常に異なる職場文化に適応する必要があります。

各プロジェクトや企業は独自の文化や価値観を持っており、その中で働くためには新しいルールや期待に適応する必要があります。この適応には時間がかかり、同時にストレスや不満が生じる可能性があります。

また、一度慣れた文化から次のプロジェクトに移るたびに、再度適応しなければならないため、安定感や自己のアイデンティティーを確立するのが難しくなります。

これにより、派遣労働者は自身の居場所や役割に不安を感じ、モチベーションの低下やストレスの増大を招く可能性があります。常に派遣先の職場文化へ適応して働く必要がありますが、キャル株式会社ではそこへのフォローなども特にないようです。

正社員から入る場合は、会社間の関係性に悩まされることが多いと思う。
自分がどういう立ち位置でプロジェクトに参加しているのか把握する必要があるが基本的に説明してくれることがないため空気で読み取ることが多かった

⑧女性に不利な労働環境

特に、IT業界は男性優位な文化が目立ちます。そのため女性の雇用は遅れている傾向にあり、女性の育児などを考慮したシステムの構築が不足している点が考えられます。

しかし、キャル株式会社はここ数年で女性社員が増えているようで、働きやすいとの口コミも見られます。

女性がやりがいを持って働きやすい会社だと思います。実際に妊娠した先輩がいましたが、復帰できるまで待ってやるからという雰囲気でしたしお子さんの突如の病気のときにも仕事は誰かが変われるけど母親の代わりはいないから、直ぐ帰れ!という上司でした。その後はみんなでフォローしましたが、誰一人として愚痴をこぼす人はいませんでした。

このような女性に働きやすい環境にしようと働きかける上司もいたようですね。

また、産休や育休の取得実績もあるようで、女性のライフイベントがあっても安心して働くことはできそうですよ。

⑨女性の昇進は難しい、キャリアが積みにくい

また、男性優位の文化のため、女性は評価されづらいことが考えられます。妊娠や出産などでキャリアを積んでいくのも難しいことが予想されます。

しかし、キャル株式会社は前述したように女性の家事育児への理解があるように思えます。

また、女性のキャリアに関しても、女性社員が幹部についているほか、役職を持つ女性も多数存在するようです。

口コミでも

女性だからといってマイナスになるようなことが起きたイメージはない

女性でもしっかり評価してくれるためのびのびとキャリアを積んでいける

といった意見が聞かれています。

女性だからといって働きやすくなるというわけでもなく、実力に応じて評価される会社のようです。

⑩キャリアの方向性の欠如

派遣労働者は、自分のキャリアの方向性を確立することが難しい場合があります。

常にプロジェクトやクライアントの要求に応える必要があるため、自己成長や長期的なキャリア目標の達成が困難になる場合があります。

口コミでも常駐先で仕事をすることが多く適切に評価されないことにより昇進が望めなかったり、望むキャリアについて相談できる機会が少ないことが考えられます。

客先常駐のため基本的にコミュニケーションは存在しない。一応エンジニア管理の人間が半年に1度くらいは面談の機会を設けている。

エンジニアファーストと謳っているが、実際のところは常駐先に派遣するだけの会社。その後、会社からのフォローはない。常に常駐先にいるため、会社からの評価はないに等しく給料もあがらない。

キャリアについてなど相談したいと思っても、社内の人間には相談するのは難しそうです。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、キャル株式会社がやばいといわれる理由について調査してきました。

キャル株式会社はIT人材派遣を中心とした会社ですが、営業力が強く案件には困らず働ける環境ということが分かりました。

しかし、IT業界という業界の特色や派遣としての働き方のシステムという面からみると、労働環境が「やばい」と言われる傾向にあることに変わりはないと言えそうです。こうした特色を理解した上での職場選びが重要と考えます。