出典:佐川印刷株式会社
佐川印刷は、SGホールディングスのグループ企業ではない。
京都に本社をおく印刷会社で印刷から物流までをトータル的に支えることができる企業である。
佐川印刷がやばいと言われる理由
佐川の冠
佐川印刷とは、1976年より佐川急便のグループ会社すべての印刷物を取り扱っている企業である。そして、事務機器全般の取り扱いも行っている。
佐川印刷は、佐川急便の印刷物及び事務機器を取り扱う会社であり会社名も佐川とつく。そのため佐川急便の関連会社であるように見えるが違う。
創業者は現代表取締役会長の木下 宗昭氏。
元証券マンの木下 宗昭氏の営業手腕が優れており、佐川急便創業者の佐川 清氏の目に留まり佐川急便から多数の受注を受けた。
そして佐川急便の出資を受けて事業を拡大し、佐川印刷と社名も変更した。出資も社名変更も木下氏サイドから熱望して実現した。
未上場企業
佐川印刷は、印刷大手会社であるが未上場であるにもかかわらず売上高は1000億円に上る。
上場企業の印刷会社で売上高1000億円を超えるのは、2022-2023年の印刷業界売上高ランキングでは、3社であった。圧倒的な売上高を誇るのは、凸版印刷・大日本印刷であり、続くのはNISSHA。
4位の売上高は佐川印刷の1000億を下回る。
佐川印刷の紙倉庫
佐川印刷には、印刷に使う紙の倉庫が設けられている。紙の倉庫を持つ印刷会社なんてあまり聞かない。
国内の製紙メーカーと直接取引したり、輸入紙調達ルートを独自開拓してきた。
日野工場に保管されている紙の量は1万トンもの莫大な量だ。
資金の不正流用事件
佐川印刷の元取締役が京都地裁にて懲役14年の実刑判決を受けた。電子計算機使用詐欺罪で、会社の資金約46億円を不正流用したためだ。
佐川印刷のホームページにも記載されていて、
「佐川印刷株式会社の元取締役がエスピータック株式会社の資金を不正出金し、佐川印刷グループの業務とは無関係の使途に流用した」
らしい。
元取締役の主張
資金不正流用事件で実刑判決をうけている元取締役湯浅被告は会長の木下宗 昭氏からの指示があってお金を不正流用したもので無罪を主張している。
大阪高裁でも1審京都地裁判決を支持し控訴は棄却された。
清宗根付館
佐川印刷の会長木下 宗昭氏は根付のコレクターでもある。
2007年に京都・壬生に清宗根付館をオープンし、根付における日本の伝統美を国内外に紹介することに貢献している。
また、清宗根付館の建物は京都に唯一現存する武家屋敷「旧神先家住宅」。
1820年に建築され現在は京都市指定有形文化財に登録されている歴史的にも文化的にも価値が高いものだ。
佐川印刷野球部
佐川印刷野球部は、京都軟式野球連盟のAリーグに所属していて実績は素晴らしく全国大会に常時出場している。
日本一を目指して日々練習中。
佐川印刷の口コミ
納品に来たやつはひたすら待たされる。
優良企業です。
佐川と名前がついていますが、佐川急便とはあまり関係が無いそうです。
素晴らしい。みんなが親切で優しいです。
人は良さそうでしたが仕事が難しい…力と器用さが必要です!
佐川印刷には親切で良い人が働いていらっしゃると評判であり、安定した会社であるようだ。
まとめ
印刷会社では有害な廃棄物があったりするが、佐川印刷は環境問題を重く受け止め環境負荷の少ない事業を推進している。
それに、文化・スポーツ活動にも積極的に関わりを持って参加してる企業だと筆者は考える。