出典:滝山病院
東京の八王子に位置する滝山病院は、精神疾患患者に限らず、人工透析などの治療が必要な患者にも対応している、都内でも有数の病院である。
半世紀にわたり地域の医療を支えてきた滝山病院が今、悪い意味で話題になっている。
この記事では、滝山病院がなぜヤバイと言われているのか、その理由を主に3点紹介する。
滝山病院がやばいと言われる理由
入院患者への暴行事件
2023年2月に滝山病院で入院患者への暴行事件が発覚。
患者への暴行容疑で看護師ら5人が立件された。本来患者の命を守るべき施設で犯罪行為が行われていたことが、滝山病院がヤバイと言われる最たる理由である。
入院患者を殴る、首を絞める、熱いお茶を口に流し込むと言った暴力行為だけでなく、裸に近い状態で廊下を歩かせたり、他の入院患者の前でおむつ交換を行うなど、性的な虐待ともとれる不適行為が恒常化していたことが明らかになっている。
また、滝山病院の院長は朝倉重延氏であるが、過去同氏が院長を務めていた朝倉病院にて、患者への非人道的行為が摘発されている。
朝倉病院は閉院になったが、滝山病院での暴行事件と類似する点があったことからも、滝山病院と朝倉氏に対する外部の目は極めて厳しい。
ずさんな組織体制
滝山病院の院長である朝倉氏は、社会保険料の負担を減らすために非常勤職員の割合を意図的に高めていたことがわかっている。
2019年から2023年までの医師の非常勤率は80%以上、看護師の非常勤率はおおむね90%以上と極めて高い水準であった。
そして先述の虐待・暴行事件の多くは、特に非常勤職員の多い夜勤帯に集中して発生していた。
非常勤の職員が不適切とは言わないが、少なくとも同病院では、心身共に疾患を抱え苦しんでいる患者をケアする体制として、一般的なモラルと法を順守する意識、何より患者に対する責任感が著しく欠如した人選をしていた。
このようなずさんな組織体制からも、滝山病院の信頼は失墜したと言える。
甘い認識
滝山病院は暴行事件の後に、東京都に対して改善計画を提出したが、再発防止に向けた取り組みが十分ではないと判断され、改善計画の再提出を求められた。
再提出した改善計画には、医療体制の管理や見直しを怠った院長と理事次長の責任は重大であるとして2名が辞任すること、常勤の看護師の割合を引き上げることを追加している。
この一連の流れからは、今回の暴行事件に対する滝山病院側の認識の甘さがうかがえる。
加えて、東京都は、3ヶ月ごとの改善状況報告の要請と、抜き打ちでの立ち入り検査を実施することを決定した。
人命に関わる事件を起こしながらも、都に指摘されなければ事の重大さを正確に認識できていないことが、滝山病院がヤバイと言われる3つ目の理由である。
まとめと口コミ
上記3点が、滝山病院がヤバイと言われる主な理由であると筆者は考える。
その他、滝山病院に対してその経営状況に懐疑的なクチコミ・投稿を以下にまとめた。
いずれの内容も、暴行事件を引き起こした滝山病院を非難する内容となっている。
朝倉病院事件の院長が名前を変えてやってるだけ。患者の虐待なんかザラ、死亡退院もザラ
虐待が問題になっているのに病院関係者がサクラコメントしているだろう
病院職員によるサクラコメント。茶番な口コミ